平成13年、新たな芸能として太鼓団体を創設。その名前は、室町後期(1466~1507)頃、鬼柳地区一帯を治めていた和賀一族の鬼柳氏が創建した鹿島神社の名にちなんで名付け、鬼柳地域に根差した芸能になるよう取り組んでいる。
〔演目〕創作演奏~鬼おに7、浮かれ、飛躍
羽黒山の修験者が始めたとされ、横川目から相去地区に伝わったと言われる。隔年に一度羽黒山本殿に舞奉納をしていたが、コロナの時期に活動休止となり廃絶の危機に陥ったが、終息後、地域の協力のもと、有志により昨年復活を遂げた。
〔演目〕権現舞
江戸時代の華やかな大名行列を踊りとして、奥州土沢城(現:東和町)の落成祝いで躍られたのが初めとされ、明治5年(1872)に滑田に伝わったとされる。大正5年(1916)に一時中断し、昭和25年(1950)に復活。その後も何度か中断しつつ、平成24年に復活し、現在まで至る。
〔演目〕道具踊、毛槍踊、手踊
添え踊り(船方・花みよし)
中国から伝わった禅宗の教義を分かりやすく布教する為、佛名を唱えながら踊ったのが剣舞の始まりとされ、藤根地区には、平安初期(848~851)に慈覚大師が東国巡礼の折、この踊りを広めたと伝えられている。女児中心の華やかな舞踏と太鼓の曲打ち等宗教的側面をもつ貴重な芸能。
〔演目〕踊・7拍子 太鼓・17拍子
〔演目〕一番庭・膳舞・カニムクリ
〔お囃子〕 口内鬼剣舞
平成2年部員一人で同好会をスタートし、年々仲間が増え、平成7年に部活となり、現在東北の民謡を中心に、三味線・踊り・尺八のお師匠さんにご指導いただきながら日々練習に励んでいる。
〔演目〕外山節、南部俵積唄、チャグチャグ馬ッコ
花巻市東和町「春日流落合鹿踊保存会」のご指導を仰ぎ、創設65年目。現在、部員18名で活動しており、披露する「春日流花農鹿踊」は、鹿踊の基本踊り「一番庭」「二番庭」「案山子踊」「網踊」を取り入れた構成の演舞。
〔演目〕春日流花農鹿踊
本校では、地域に育まれた鬼剣舞の伝承活動を、国指定重要無形民俗文化財「岩崎鬼剣舞」保存会より指導を受け、部員63名で活動している。7月香川県で開催される「全国高校総合文化祭・郷土芸能部門」に岩手県代表として出場する予定。
〔演目〕一番庭・一人加護・膳舞・三番庭の狂いの組踊り
この神楽は、大乗仏教を基に加持祈祷を行うことから「大乗神楽」と呼ばれ、芸能の発祥当時の姿をとどめている神楽と言われる。手次や踏み足、九字修験道色を最も色濃く残し、20以上もある演目の中から、今回は特別な演目「荒神」を披露する。
〔演目〕榊舞、荒神
黒森神楽は、宮古市の黒森神社に伝わる山伏神楽で、新年を迎えると、旧盛岡藩の沿岸部を廻村巡業として家々の庭先で権現舞を舞い、悪魔祓いや火伏の祈祷を行う。夜には宿にした民家の座敷で夜神楽を演じ五穀豊穣・大漁成就・天下泰平などの祈祷の舞を披露し人々を楽しませ福を招く。今も変わらずこの巡業を行い、貴重な風習と評価され、平成18年に国指定重要無形民俗文化財となった。
〔演目〕松迎
島根県には日本遺産となる「石見神楽」の神楽社中が数多く存在する。今回出演するのは、昭和48年に発足し現在51年目を迎える高津神楽社中。石見神楽は、神社等に奉納する神楽、劇場等の舞台での神楽、そしてお祭りやイベントで行う神楽など、様々な面をもつ伝統芸能。岩手県初披露となり、今回は石見神楽の代名詞と言われる演目「大蛇」を披露する。
〔演目〕大蛇
〔演 目〕
岩崎鬼剣舞・滑田鬼剣舞
鬼柳鬼剣舞・御免町鬼剣舞
二子鬼剣舞・北藤根鬼剣舞
黒岩鬼剣舞・黒澤尻鬼剣舞
〔演 目〕
※上記出演団体の説明については、各団体にヒアリングして記載したものです。
※時間や演目等は状況により変更となる場合があります。